Max新京成電鉄

特集「新車両8900形が走るまで」


 このページでは、愛知県豊川市にある日本車輌豊川工場で完成した8900形車両が、新京成線を走るまでのプロセスを紹介いたします。


☆1日目〜2日目

 日本車輌豊川工場で完成した、8900形8両の車体は、新京成の線路幅1435mmゲージの台車からはずされ、JRの線路幅1067mmゲージの台車にはきかえます。

 豊川工場から先は、まず、JR飯田線豊川駅を経て、豊橋駅へ向います。そして、ひたすら、東海道本線を東へと向い、横浜羽沢経由で東海道貨物線を通り、新鶴見停車場に着きます。こんどは、進路を北へと向け、武蔵野線を北上し、千葉県内に入ります。南流山〜馬橋を通り常磐線、金町〜新小岩を通り総武線と至り、最終的に蘇我から京葉臨海鉄道村田ターミナルに到着します。

☆3日目

 2両分をトレーラーに積みこみ、深夜陸路で村田ターミナルを出発します。時速20〜30kmくらいで走行します。蘇我から国道16号線を使って北総開発鉄道小室駅手前を左折、北総に沿って船橋我孫子線に出たら左折、さらに鎌ヶ谷市役所先を左折して、初富駅付近の側線に到着します。

 

 <初富駅付近の側線に到着後>

 

 <営業運転中の8900形との出会い>

 そして、日が明けてから、トレーラーの車体をクレーンでつりあげて、あらかじめ側線に用意された台車に組みこみます。

 

 <クレーンで台車に取り付け>

☆4日目

 3日目と同じ作業をくりかえします。これで側線には、車両が4両留置された状態になりました。

 

 <台車取り付け4両終了>

☆5日目

 前日の終電終了後に、側線から本線へ送り出し、4両単位でくぬぎ山車両基地へ移送します。

 

 <終電後のくぬぎ山車両基地への移送>

☆6日目〜

 3日目〜5日目のスケジュールをもう一度くり返して、合計8両をくぬぎ山車両基地まで入線させます。

☆試運転

 新たに入線した車両が正常に動作するかどうか、性能はどうか、などを調べるために、試運転を行います。

 

 <8900形試運転>

☆試乗会

 8911〜8918が入線、つまり、8900形が初めて導入されたときは、試乗会が行われました。

 

 <8900形試乗会>