Max新京成電鉄 電車基地見学・展示会報告

第1回 1994年(平成6年)10月16日(日)


 展示物は、順路に沿って見てみると、まず、「パンタグラフと架線構造」「特殊信号発光器」「三現示信号機」などの装置が展示されていました。なお、パンタグラフは、ボタンで上げ下げでき、信号もボタンで点灯できるようになっていました。

 「今昔写真コーナー(駅舎編)」では、各駅の駅舎の写真、「模型とイベントヘッドマーク」では、模型のレイアウトのほか、かつて使用された、行き先を示した方向板、歴代の方向幕表示装置、発光ダイオード(LED)方向表示装置、さらには、最後の京成電鉄からの譲渡車、200形のさよなら運転や、8900形のよろしく運転のヘッドマークも展示されていました。方向幕、方向板は、思わず自分の利用している、鎌ヶ谷大仏駅にセットして、写真を撮ってしまいました。

 「ビデオ放映」では、新京成に関するビデオが放映され、「今昔写真コーナー(車両編)」においては、新京成創業時を支えた車両から、現在の車両までの写真の展示、「新京成駅舎スケッチ画」では、各駅のスケッチ画が展示されていました。

 「電車車体ジャッキ上昇姿」

は、丁度工場入場中で、塗装も途中の800形813でした。工場の人がファンサービスで、行き先を「千葉ニュータウン中央」にしてくれたのは、なかなかやるな、と思いました。「車輪転削盤」においては、車輪の転削を時間を決めてやっていました。

 「代表車両4種整列留置」では、800形(810〜811)、8000形(8504〜8503)、8800形(8816〜8809)、8900形(8918〜8911)がそろえて留置されていました。また、普段工場内で使われている「牽引車」が展示されていたり、かつて、京成から譲渡され、新京成で活躍した、100形の台車、ST17Aが「保存台車」として展示された上に、その台車をつっかえ棒か何かで宙に浮かし、簡単な速度計をつけて、車輪を回転させたりもしていました。

 その他、「台車洗浄装置」、「旧ダイヤ・記念乗車券」、「レールの移り変わり」、「各種電気用品」が展示されていました。「踏切遮断機」のコーナーでは、ボタン押すことで、遮断器を閉める動作が行え、「電車の戸閉装置」では、実物大の扉部分が設置されており、車掌になった気分で、戸閉、再開閉を体験することができました。

 ほかにも、子どもさんへのサービスとして、8800形(8825〜8832)を利用して、「電車運転台での記念撮影会」や、「電車正面記念ヘッドマーク前記念撮影会」

も行われました。